よく「理学部へ入学すると就職がないと聞いたのですが本当ですか?」という質問を受けます。確かに、大学や国の機関のアカデミックな研究者(天文学者や宇宙物理学者など)への就職はほとんどないと言っても過言ではありません。しかし、天文学を学んだほとんどの学生は最終的に民間企業、官公庁、教師などへ普通に就職していきますので、先ほどの質問に対する答えは「No」です。ここでは天文学を学び、民間企業へ就職した卒業生たちの進路選択や就職活動をライフヒストリーとしてまとめていますので、天文学専攻への進学を考えている高校生・大学生、またはアカデミックな研究職を目指そうかどうか悩んでいる大学院生は、ご自身のキャリアの参考にしてみてください。
興味がある事をしっかりと見つけて進路選択。天文学で鍛えた経験をいかして気象予報士へ。
自分の適性と希望を考えて進路選択。視点を変えて天文学をいかせる仕事を発見。
鹿児島大学から東北大学の大学院へ進学。物づくりの仕事にこだわり抜いた就職活動。
実家から通っていた東北大学。春からは情報通信系の技術者として東京で就職。
シミュレーションが僕を変えた!コードを書いて分かった何かを作り上げる喜び。
もともと民間就職指向。大学院で就職活動の覚悟を決めて就活成功。
天文アウトリーチ活動の経験から、人の喜びを直接感じられる人材系の職業を選択。
研究に打ち込んだ大学院生活から、日常生活を支えるシステムエンジニアへ就職。